フリーランスになって案件をとるときに注意していることのまとめ。大事な部分を押さえておかないと、Win-Winで終わることが難しくなる。お相手との人間関係もあるためなるべくWin-Winで終わるように大事なとこは注意する。
エージェントを仲介する場合
エージェントに仲介してもらう場合は、単価や契約書などの細かい条件を詰めてくれるため、契約においてあまり気にすることはない。
単価アップや契約解除の話はエージェントを通して行うことになるが、常にお客さんとの関係を大事にする。エージェントを通さずにお客さんと良好な関係を築くことが一番重要である。エージェントが間にいるため、お客さんとうまくいかなかったときにエージェントを通して連絡できるため、失敗したときのリスクは少ない。
請負契約
成果物に対して報酬をもらう請負契約の場合、お仕事を始める前に成果物・納期・完成度・報酬などについてなるべく細かく擦り合わせる必要がある。納品したがお客さんが満足できる完成度ではないとき問題になりやすい。ソフトウェア開発においては、一発でお客さんが満足できるものを納品できることはほぼないため、最初は満足できるものを納品できない前提で、契約を進めると良い。
例えば、1ヶ月で最初の段階を納品して、次にどこまでを目指すかやそこで開発を打ち切るかなどを決めることもできる。いきなり1年間でこれを作ると契約してしまうと、金額も大きくなるしうまくいかなかったときにお客さんは追加で報酬を支払えず、次の稼働もできなくなる。お客さんのためにエンジニアが報酬なしで稼働することもできるが、これは絶対にやらない方が良い。
なるべく短い期間で、成果物・納期・完成度・報酬を決めて、お客さんとエンジニアが満足していたらより完成度を上げるために次の成果物や納期を決めていくと、うまくいくことが多い。
すでに作ったことがあるサービスと似たようなサービスを作る場合は見積もりや完成度がイメージしやすい。すでに作ったことがあるものはお客さんに紹介できるよう準備しておくと良い。
準委任契約
働いた時間に対して報酬をもらう準委任契約の場合エンジニアが損することはあまりない。タスクと稼働時間を決めて案件が始まるため、なるべくこまめにタスクの進捗状況を報告しながらタスクを進めると、成果物と稼働時間がお客さんの想定と違うということも起きにくい。
稼働時間の報告はリモートワークでもオフィスにいる場合と同様の気持ちで報告すると良い。オフィスでもトイレに行ったり、飲み物を飲んだりする時間は細かく休憩時間とはしないが、ランチをしたり30分外出する場合は休憩時間になる。リモートでもオフィスにいる感覚で稼働時間を報告することが誠実な対応になる。稼働時間を過小に報告したり過大に報告すると長期的に良い関係を築くことが難しくなるため、準委任契約における稼働時間の報告はできるだけ誠実に行う。あえて短く報告する必要も長く報告する必要もない。
準委任契約でも請負契約と同様に契約の期間や稼働できなくなったときのことは決めておくと良い。できれば3ヶ月おきに契約を更新する形にすると良い。お互い何か稼働できない理由があれば契約更新をやめれば良い。また病気などで稼働できなくなる場合も想定してあらかじめ稼働できなくなったときにどうするかは決めておくと良い。案件が始まるときは終わりを細かく考えなかったりするが、終わりをきっちり決めておくとトラブルが少ない。
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